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ABOUTいちご屋けんちゃん

イチゴ屋けんちゃんストーリー

農業嫌いがこだわりイチゴを作るまで

昭和52年9月2日。

私(田中健一)は農村地域である山口市上小鯖で生まれ、育った。

家は代々続く兼業農家で、父は会社勤めをしながら週末農業を営んでました。稲刈り時期になると家族総出で農作業にいそしむ。もちろん私も手伝ったが稲刈り作業はチリやホコリが舞い、皮膚に付くと痛かゆくなる。これが農業に対するマイナスイメージを持つ最初の出来事でした。

高校生の時には少しずつ農業の実際がわかってきました。収穫までの道のりは楽ではありません。真夏の炎天下での草刈、泥にまみれながら行う除草作業、病害虫対策など挙げればきりがない。それを乗り越えはじめて念願の収穫を得ることができます。

私はこう考えました。

「肉体的にきついし汚れるし作物中心の生活になってしまう。農業なんてかっこ悪い!」農業はやらないと神に誓いました。

だがこうも考えました。

「一人息子なのでいずれ農地を継がなければいけない。

これが運命なら中途半端より思い切って専業でやるべきじゃないか。」神への誓いは簡単に覆りました。

それから数日後のある日。

17歳の私は小鯖鳴滝周辺でバイク事故を起こしました。呼吸をしておらず意識不明でした。しかし偶然通りかかった人に救命措置を施され蘇生しました。どこの誰かは未だにわかっていないが心から感謝しています。

入院生活のある日、看護師さんに進路相談をしました。

農業することは決めていましたが栽培する作物は決まっていなかったからだ。

私は看護師さんに尋ねました。
「何を作ればよいと思う?」

「イチゴ!」と看護師さんは答えた。

その後自分なりに市場調査を行い、イチゴ農家になると決めました。


平成11年に小鯖で新規就農。

夢と希望を抱いてはじめたものの、生ぬるい道ではありませんでした。初年度いきなり台風被害の洗礼を受けビニールハウスが倒壊しました。めげずに建て直したが今度は苗が病気にかかり全滅の危機に遭遇しました。毎年失敗の連続で経済的にも精神的にも苦しかったが持前の「あきらめの悪さ」で乗り切りました。

この頃の主な販売先はJAで厳格な基準に沿って出荷し、スーパーではJAブランドで販売されていました。その場合、仮にお客様からクレームが付いた場合はJAが対応します。農家に直接的なおとがめはないので、農家によっては安心の仕組みかもしれません。ただ、私は自分のイチゴで迷惑をかけたなら直接謝りたいと思いました。就農して間もなかったが、「お客様と直接関わりたい。役に立ったか評価されたい。」という願望が年々募った。ある日JA主催の観光農園企画が持ち上がり、私と数軒の農家が参加しました。企画名「もぐもぐイチゴ園」と題し、農家がお客様に直接対応しました。お客様からは「良い、悪い」と率直な批評がありました。悪い評価は落ち込むが改善すれば強みにもなり、より良いサービスを提供できる。「やりたかったのはこれだ!」と感じました。

その後JA側に独立の意志があることを告げ、新たな観光農園計画を進めました。私はこの機会に付加価値のあるイチゴを作る必要があると感じていましたが、引き寄せられるようにある人の勧めでFFCテクノロジーと出会い、高糖度の甘いイチゴができるようになりました。

そしてついに平成21年9月。

経営規模を拡大し新生「イチゴ屋けんちゃん」が設立されました。

理念は「役に立つイチゴ、感動してもらえるイチゴ作り」

初年度の来場者数は2,000人でしたが、多くの人のお蔭で年々認知していただき、現在の来場者は7,000人。規模拡大も視野に入れているが目が届かなくなると質が落ち、お客様に迷惑がかかるので慎重に考えています。とにかく今後も柔軟に物事を考え、お客様の役に立つイチゴ屋けんちゃんでありたいと考えています。

感謝。

株式会社イチゴ屋けんちゃん
代表取締役 田中健一

イチゴ屋けんちゃん概要

屋号 イチゴ屋けんちゃん
運営法人 株式会社イチゴ屋けんちゃん
代表 田中健一
創業 平成11年4月
設立 平成21年9月
所在地 〒753-0213 山口県山口市上小鯖1088
電話番号 080-6307-1583
FAX 083-927-1552
事業内容 いちごの生産・販売・通販、いちご狩り

イチゴ屋けんちゃん農場
山口駅・新山口駅から共に車で約20分

〒753-0213 山口県山口市上小鯖1088の近く

*農場に住所がございませんので上記近くの電光掲示板を目印にお越しください。

開園時間 9:30~15:00
定休日 月・金曜日